スポンサーサイト
新しい記事を書く事で広告が消せます。
最近、ちとせ凛の『零れる果実』を読んだ。
2006年11月24日初版発行だから、5年半ほど前の本ですな。
2006年からもうそんなに経つのかって、ちょっと驚くけど。
僕にとって2006年ってそんなに昔な気がしないからさ。
買ったのは1年以上前だったはずなんだけど、
なんか色々あってちゃんと読まずに置いてた。
最近本棚を漁ってる中で「そういやろくに読んでなかったな」と思って、読んでみた。
ちとせ凛の作品は、この単行本を買う前にも、
どこかで何かしら読んだ覚えがあるのだけど、
はっきりとは覚えていない。
作者名と絵柄には覚えがあったんだけど、もしかしたら気のせいかも。
まあ、それはともかく、今回読んだ単行本だけど、結構良かった。
僕的にはあまり抜けない本だったけど、
そこそこエロいとは思うし、
何より絵柄や話の雰囲気がほわほわしていてかわいいなと。
画力はあまり高くないと思うけど、そんなのかんけーねえ!
表紙と裏表紙の絵は陵辱系なので、
そういうのを期待して読むと、がっかりするかもしれない。
実際、僕も裏表紙の痴漢絵を見て買うことにしたのに、
本編には痴漢シーンなど欠片も含まれていなくて、
正直最初はがっかりした覚えがある。
ああ、そうか、多分それで、あまり読まずに置いてたんだな。
しかし、期待していた痴漢シーンや陵辱シーンはなかったものの、
ちゃんと読んでみると、これはこれで良い、と思える本だった。
特に気に入ったのは、メイドのやつと、猫のやつかな。
ほんわかかわいい感じで。
あ、あと更紗もかわいかったな。和服少女っぷりが。1年前の回想シーンの更紗の方が好みだけど。
男キャラの描き方も結構好み。
かっこいい感じの男キャラ。
でも2枚目ってより2.5枚目ぐらいかな。
あまり嫌味がなくて良い。
作者は多分女性だと思うけど、やっぱ女性作家的な男(と女)の描き方してると思う。
で、この単行本が気に入ったので、
ネットでちとせ凛について調べてみたのだけど、
どうやら、数年前にエロ漫画誌で連載を持っていたのに、
休載続きの末、未完のまま載らなくなって、その後消息不明らしい。
編集部の意向で作者の感性に合わない陵辱ものを
描かされてたんじゃないかとか、
それが元で漫画描くのが嫌になったんじゃないかとか、
色々噂されているようだけど、
真実は分からない。
んー、残念だなあ。
つーか、僕が良いと思った作家って、ほんとそんなん多いなと。
2ちゃんとかでも未だに復活を望んでいるファンも結構いるっぽいし、
僕も気に入ったので、
是非何らかの形で復活して欲しいなあと。
コメント
コメントの投稿
トラックバック
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)