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電子書籍や漫画制作の未来についてとか

・アンドロブックのその後

http://blogs.itmedia.co.jp/fukuyuki/2010/10/androbook-f522.html

遂にブラよろがアンドロブックで世に出ましたね。
しかも無料で。
これを機に一気に盛り上がってくれるといいんですけど。

僕も試しに何か出してみようかなと思ってるんですが、
現状無法地帯に近いらしいとはいえ、アンドロイドマーケットの規約に反することをすると、
後々面倒なことになりかねないと危惧しているので、もう少し勉強してからかなと思ってます。
エロはダメらしいしね。
まあ、現状エロアプリも結構放置されてるようですが、だからといってねえ。

あー、あと、1週間以内ならクーリングオフできるってシステムだったはずなんで、
そこも問題だなーと。
漫画の場合読むのにそんなに時間かかんないから、全部読んでから払い戻しされるということが
十分起こりえると思うんで。


別話ですが、
漫画on web(http://mangaonweb.com/)の低価格さは、ちょっとやりすぎな気もします。
超売れっ子作家は多くの人に買ってもらえるのでそれでも儲かるのかもしれませんが、
あれぐらいの価格設定だと、ごく一部の人しか作家として食っていけない気がします。

現状、紙のコミックスは大抵200ページぐらいで400~500円台(大判サイズは別として)のはずだから、
1話(20ページ程度)単位でばら売りするなら、1話につき数十円で販売ってのは、
妥当なところと言えなくもないのかもしれませんが・・・。
(といっても、10円なのか90円なのかで全然違いますが。)
どうも引っかかるんですよね。
そもそも紙の単行本が安すぎるんじゃないかと、最近思いますし。
漫画単行本の値段の相場を、もう少し上げてもいい気がしてます。
もちろん、高くなると消費者としては困る面もあるわけですが、
もし相場が上がることによって、作家にきちんとお金が回って、
漫画業界がどんどん発展していくことに繋がるのなら、
その方がマシかなと。
次から次へと読み捨てるタイプの人にはきついかもしれませんが、
読者の方も一冊一冊を今より大事に読むようになると思うし、
多少値上げしたところで、そこそこ以上面白い漫画なら十分その価値あると思うんですよね。
同人誌の値段に慣れてるからかもしれませんけど。
でも、デフレで価格競争しまくってる牛丼やファーストフード業界が、
それでジリ貧になってるみたいだし、出版業界にも同じことが言えるんじゃなかろーかと。

まあ、1話あたりの値段が安くても、
だらだらと引き延ばした長編連載とかなら、そこそこ以上の数の読者が継続して買ってくれる場合、
そんなに困らないのかもしれませんが、
読みきりとか短編で1話数十円とかだと、きついだろうなあと。


佐藤さんが色々未来を切り開こうとしている姿勢には、ある程度好感を持っているのですが、
テレビアニメの制作費の相場決定における、手塚治虫の二の舞にならないかなと危惧する面もあります。


・コミPo!のその後

http://www.comipo.com/

2ちゃんとかで搭載されていないことが批判されていた3Dデータの取り込みや3D背景機能、高解像度印刷対応など
が将来的にアップデートで追加されることが決まったらしいですね。

正直、このソフトの登場には、一時的にかなりの危機感を覚えたりもしたんですが、
色々考えた結果、
いくらこれから先こういうソフトが進化して行っても、
ソフトの力を借りないとまずできないようなよほど特殊な絵作りをしたいのでなければ、
自分の思い通りの作品を作り上げるには、手描きでやる方が自由度が高いし、
手間もかからないんじゃないかと思います。
(あくまで、手描きで漫画を描く能力が一定以上ある人の場合ですが。)

自分では全然絵の実力がないという人が、
それでもそこそこ形にはなっている絵作りをしたいんだという場合には、
手軽に目標を達成することはできるでしょうが、
いくら自分で絵を描くのではなく、用意されたパターンから自分好みのものを選択するだけとはいえ、
あまりに細かい調整をしようと思うと、かなり面倒な作業になってくるでしょうし。

それに、自分の望む表現を実現するために、
予め用意された3Dモデルではなく自分オリジナルの3Dモデルを作るとなると、
質の高いものを作り出すのに、やはりかなりの手間がかかると思いますので。

まあ、3D背景やアタリとしての利用なら、効率化にかなり寄与するかもと思いますし、
動画をやりたいのなら、手書きよりも3Dを利用した方が
圧倒的に効率的だというのは、分かるんですけど。
まあ、手描きアニメの良さを3Dアニメで代替できるとも思わないのですが、
個人でそこそこ以上の長さの本格アニメを作るなら、3D使う以外の選択肢はあまり現実的でない気がして。
フラッシュがあるけど、あれは本格アニメと言えるかなあっ思いますし。
あれはあれで、制約の中で面白いものを作ることはできると思いますが。

こういう種類のソフトの出現で、
今後世の中に、ある程度体裁の整った作品が溢れかえることは予想できますし、
それによって、漫画制作の敷居がぐっと下がり、漫画を作れる人のありがたみが薄れたり、
漫画家志望者の増加による競争の激化などがもたらされる可能性は多いにあると思いますが、
本当に質の高い作品を作り出すには相当な努力・こだわりが必要だというのは、
今までの手描きでの作品作りと同様だと思うし、
こういうソフトを使った方が手描きよりも絶対的に有利ということもないと思うので、
新しい道具の登場にあまりあたふたせずにともかく修行あるのみって感じかなと。
オール手描きでやるにせよ、3Dにも手を出すにせよ、ね。


まあ、コンピューターの進化によって、人間が細かい調整をしなくても、
コンピューターが全部完璧にやってくれるってな時代が来るのかもしれませんが、
そのレベルまで行ったら、漫画制作に限らず人間がやらなきゃ困る仕事って、
もうほとんどなくなってるんじゃないかなと思います。
そこまで行ったら、もう僕の出る幕はないってことで、退散するかもしれませんが、
そうなるまでは、今の調子で漫画とかをやって行きたいなと思ってます。

まあ、売れる売れないや、読まれる読まれないとは別に、
自分が描くこと自体に意義を感じる場合ってあると思うんで、
いくら機械が進歩しても、描き続けるかもしれませんが。


・小説

最近、やっぱ小説も書きたいなと思ってます。
漫画は漫画で続ける気ですが、文章・小説という形態で作品を発表したいという思いが根強くありまして。
小説の方が、ダイレクトに言いたいことを形にできる気はしてます。
まあ、傑作を作るのは、漫画同様?難しいと思ってますが、
とりあえず、上手い下手はさておき、自分の中に溜まってるものを吐き出したい
という欲求があるので。


・MMD

・フリモ3


2010/10/22 02:01 | 日記 | COMMENT(0) | TRACKBACK(0) | PAGE TOP▲

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